小児がんとは

小児がんとは小児がかかるがんの総称です。小児の1万人に1人くらいがかかると言われています。年間に2000人から2500人が小児がんと診断されます。医学の進歩で、数種類の抗がん剤による多剤併用化学療法、放射線療法、手術療法を組み合わせて、小児に治療ができるようになりました。小児がんと診断された70％くらいの子供たちの長期生存が期待されており、克服できる可能性が高い病気となってきています。小児がかかるがんで最も多いのは血液の病気である白血病で、小児がんのうちの30％超です。その後に多いのが頭蓋骨の中にできた腫瘍である脳腫瘍で、20％超です。交感神経のもとになる細胞から発生する腫瘍の神経芽細胞腫やリンパ節で白血球の1つであるリンパ球ががん細胞に変わり発症する悪性リンパ腫などもあります。