ノロウイルスとは？

食中毒発生件数の3分の1以上がノロウイルスによるものです。ノロウイルスは感染した人が調理などをして汚染した食品や加熱が不十分なかきなどの食品からの感染と、感染した人の糞便、嘔吐物で汚染されたドアノブなどからの二次感染、嘔吐物の処理不足による飛沫感染などがあります。感染から発症までは24時間から48時間です。

症状は？

吐き気、下痢、嘔吐、腹痛、微熱が1日～2日続きます。感染しても症状がない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。症状がなくなっても、便の中にノロウイルスが2～3週間出ることもあります。

予防方法は？

手洗いが基本です。トイレに行った後、調理する前、調理の盛り付け前んきいは必ず手を洗いましょう。洗うときには石けんを使用し、指先、指の間、爪の間、手首なども洗いましょう。人から人へ感染するので、症状があるときは食品を取り扱う作業をしないことも大切です。また、調理器具も洗剤などで十分に洗浄し、熱湯で加熱したり、塩素消毒しましょう。アルコール消毒はノロウイルスにはあまり効果がありません。