血管性紫斑病(アレルギー性紫斑病)とは?

からだ中の血管に炎症が起こり、皮膚に紫色の斑点が出る病気です。2~10歳頃にかかりやすく、男の子に多くみられます。

原因は?

毛細血管の炎症が原因です。溶連菌感染症などで熱が出た2~3週間後に発症するのは、溶連菌に感染してアレルギー反応が起こり、血管が炎症するのではないかと考えられていますが、はっきりとはわかっていません。

症状は?

静脈の血管がもろくなり、重力のかかるおしりや足首、手などに虫さされのような直径1~5cmほどの点状の赤い出血班(紫斑)がいくつもあらわれます。血管から血液がもれて皮下出血したために起こるものです。かゆみはありません。同時に腹痛、足首や手首、ひざなどの関節痛などもみられます。腹痛は胃腸にも出血が起こるため起きます。肛門から血が出てくる(下血)こともあります。
血管性紫斑病になると、、1ヶ月以内に3割ほどが紫斑病性腎炎になります。ほとんどは一時的な症状で回復しますが、重症の場合は将来腎不全になったり、重い血尿を残す可能性もあります。

*紫斑病性腎炎とは
手や下半身に紫色の斑点があらわれると同時に、関節が腫れたり腰が痛くなったりして、血尿やたんぱく尿がみられる病気です。ネフローゼや腎不全を起こしたときは入院が必要で、ステロイド剤が使われます。重症のときは再発の危険があります。症状が軽いときは特に治療は行われず、1年以内に治ることがほとんどです。

治療方法は?

病気そのものに対する治療はなく、安静にしていれば基本的には治ります。腹痛がひどいときや下血があるときには入院治療で点滴や抗生物質を使います。(細菌感染があるときには、抗生物質が使われます。腹痛がひどいときにはステロイド薬で症状を和らげます。)2~3ヶ月で治ることがほとんどです。走ったりして足などに重力がかかると、再び静脈圧が上がって紫斑を繰り返すことがあります。