おむつかぶれとは?

おしっこやうんちで湿った皮膚が、おむつとの接触や摩擦でかぶれた状態です。うんちやおしっこの回数が多い低月齢に多く見られます。

原因は?

長時間汚れたおむつをしていると、尿が分解されアンモニアが発生し、それが刺激となって、おむつをあてている部分が炎症を起こします。おしりをふくときの物理的な刺激が原因になることもあります。

症状は?

最初は皮膚が赤くなるだけですが、ひどくなると赤いブツブツができ、さらに悪化すると真っ赤にただれて、皮膚がむけてジュクジュクし、おしっこやうんちのたびに痛がることもあります。

治療方法は?

おむつをこまめに替えて、おしりを清潔にして乾かしていれば治ります。

対策は?

おむつはやわらかい素材で通気性のよいものを選びましょう。汚れたらなるべく早く替え、おしりふきやぬれたガーゼなどでおしりをよくふき、しっかり乾かしてからおむつをあてます。下痢や症状が強い場合は、シャワーで洗い流し、清潔にすることが大切です。3日くらい赤みがひかないようであれば受診を。
アズノール軟膏、アンダーム軟膏、亜鉛華軟膏や、ひどいときにはステロイドのキンダベート軟膏などが処方されます。
治らないときは「皮膚カンジダ症」の可能性も。その場合、ステロイド薬入り塗り薬を使うと悪化するので要注意です。