①加湿する

空気が乾燥していると、せきが出やすくなります。室温は20度、湿度60%を目安に加湿器を使ったり、部屋の中に洗濯物を干すなどで加湿しましょう。

②水分補給する

のどが湿り、たんがきれやすくなるので、呼吸が楽になります。白湯(さゆ)や麦茶は欲しがるだけ与えてもいいです。せきこんで、飲みにくそうであれば、治まったころを見計らい、スプーンで少しずつ与えましょう。離乳食は水分の多いメニューが良いです。ただし、冷たい飲み物はせきを誘発することがあるので避けましょう。

③寝かせるときは上半身を高く

バスタオルやクッションなどを背中にあてて、上体を少し起こして寝かせると呼吸がしやすくなります。たて抱きにしてあげると眠れることもあります。

④たんがからんでいたら背中をトントンたたく

腰より上半身が少し低くなるようにして、赤ちゃんを大人の太ももにうつぶせに寝かせ、手のひらの側面で背中をトントンたたくとたんが切れやすくなり、せきとたんが一緒にでます。たんは、吐き出しても飲み込んでもどちらでもいいです。

⑤せきがとまらないときは、たて抱きにして背中を軽くトントンしてあげます。

⑥こまめな換気、掃除、寝具の手入れを心がけましょう。

⑦お風呂は熱がなければお風呂は入ってもいいです。

⑧たばこの煙は気管支を刺激して、せきを誘発するので、換気扇の近くであっても室内でたばこを吸うのは避けましょう。

*自己判断でせき止め薬を飲ませるのはやめましょう。

せきをするとたんが出やすくなるという効果があるので、せきを止めてしまうことで症状が悪化することがあります。医師の指示に従って薬は服用しましょう。

*柑橘類やパンのようなパサパサしたものは、むせてしまうことがあるので、避けましょう。