じんましんとは

突然、皮膚の一部が赤く盛り上がり、かゆみが強いもの。ほとんどの場合は、数分から数日で動いたり消えたりします。色は赤色やピンク色ですが、ふくらみがひどいところは白色になることもあります。形や数はさまざまで、じんましん同士がくっつくこともあります。

じんましんの原因とは

アレルギーが関与していることもありますが、原因がはっきりしないことも多いようです。ある食べ物でじんましんが出ても次食べたときは出ないこともあります。

●アレルギー性じんましん・・・そば、かに、えび、卵白などを食べた後に出る即時型食物アレルギーの症状としてのじんましん。

●急性じんましん・・・かぜや下痢など急性感染症にかかったときに出るじんましん。

●物理アレルギーによるじんましん・・・紫外線に当たったり、急激な温度差、汗をたくさんかいたり、皮膚をひっかいたり圧迫したりしたときに出るじんましん。

●慢性じんましん・・・6週間以上続くじんましん。半年から数年続くことが多い。

●病気の症状としてのじんましん・・・糖尿病、肝臓の病気、悪性腫瘍などにかかったときに出るじんましん。

じんましんの治療とは

口やのどが腫れるなど呼吸が苦しそうなときにはすぐ受診しましょう。特に治療をしなくても自然に消えてしまうこともあります。かゆみが強いときは抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲ませます。かゆみのあるところをぬれタオルなどで冷やすとかゆみが収まることもあります。じんましんの原因がわかっていればそれを除去することが予防になります。